ネパール文学最高峰マダン賞受賞作品
パリジャート原作『シリスコフル』
初の完全映画化

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在日ネパール人会の全面協力のもと日本公開が決定


 ネパール映画『カトマンズに散る花』はこれまで日本公開は予定されておらず、日本語字幕もありませんでした。
 2015年4月25日、ネパールを襲った巨大地震によって、同国は甚大な被害を受けました。
 伊藤監督も日本の支援者たちと共に救援・支援活動にあたり、 伊藤監督のネパール映画『カタプタリ~風の村の伝説~』は、日本全国でチャリティー上映会を重ねました。
 そして本作『カトマンズに散る花』も、ぜひ日本で公開できないかとの声の高まりを受け、 日本語字幕の作成が着手され、2016年4月25日のネパール大震災1周年にあわせた復興支援上映会の開催が決定しました。

 千葉県を中心とする日本在住のネパール人青年たちと 日本人の交流会である「ハテマロ会」が本作の上映会を支え、 その収益はすべてハテマロ会が支援するカトマンズのバネパ村マハデヴ寺院の再建を含む、 震災被災地域の文化財の再建や被災者の方々に笑顔を届けるプロジェクトなどに供されることとなっております。

<倒壊前のカトマンズ・バネパのマハデヴ寺院>


<倒壊後のカトマンズ・バネパのマハデヴ寺院>
※ブルーシートのかかっている部分がかつて寺院のあった場所※



<右写真:被災地を見舞った伊藤監督を紹介する現地新聞>



 おりしも2016年は、日本とネパールの国交樹立60周年にあたります。
 ネパール文芸の精髄を示すともいえるネパール映画『カトマンズに散る花』の公開を通じて、 支援者の皆さんは日本とネパールの文化的交流の促進と両国の友好発展に役立ちたいと意欲を燃やしています。

 そして現在、伊藤監督とガネス・マン・ラマは、ネパール大地震からの復興をテーマにした新作映画をクランクインしました。 2017年4月のネパール大震災2周年にあわせた完成にむけ、さらに息の長い復興支援映画制作活動に邁進することになりました。
 それが伊藤敏朗監督にとってネパール映画第三弾となる『カトマンズの約束』です。


復興支援のための新たな映画『カトマンズの約束』が始動


 2015年4月25日、ネパールを襲った大地震は同国に甚大な被害をもたらしました。
 世界はこの小さくも美しい国に、ただちに救援の手を差し伸べることを躊躇しませんでした。 現地に急派された日本の国際緊急援助隊(JDR:Japan Disaster Relief Team)と、現地のネパール人との間にも、 新たな絆が生まれました。

 『カトマンズに散る花』のプロデューサー 兼 主演俳優のガネス・マン・ラマは日本語に堪能で、 日本隊の現地コーディネーターとして惜しみない協力を果たしました。
 5月12日、日本側の要請で立ち寄った地方の村で、ラマは最大余震に遭遇、 乗っていたジープが地滑りに巻き込まれ間一髪で脱出するという場面もありました。
 JDRの帰国に際し、ラマはネパールの民間人として唯一、日本隊から感謝メダルが授与されています。



 伊藤監督は、2015年8月、自身の映画のロケ地となった町を見舞いながら、 ラマと一緒に震災後の姿をカメラに収めて歩きました。
 二人はこの惨事を記録しつつ、 この瓦礫を踏みしめながらも未来に向かって歩んでいこうとする人々のドラマを遺すことには意味があるはずだと考え、 ラマ自身の体験も踏まえて震災を通じて生まれた人々の絆のエピソードを映画化し、 いまにしか撮ることのできないドラマとして残すことで、ネパールの震災復興支援を世界に訴えていこうと考えました。

 伊藤監督はただちにシナリオを書き下ろし、9月にはJDR隊員役の日本人俳優らとともに現地を再訪、 カトマンズの瓦礫の上でドラマ製作を開始しました。
 『カトマンズの約束』は、 同監督のネパール映画第1作『カタプタリ~風の村の伝説~』の続編にあたります。
 『カタプタリ』で、カトマンズの歴史的建造物の保存・啓蒙活動にあたってきた主人公・ラメス(ガネス・マン・ラマ)と、 JDRの副隊長・北沢(早田友一)との間に生まれる友情を軸に、日本とネパール両国の文化に共通する底流にも目を向けながら、 人間の絆を訴えかける作品となる予定です。
 現在、本作は日本とネパールを往来しながら順調に撮影が進んでおり、その完成が待たれます。


映画『カトマンズの約束』予告編



この予告編には震災に関する描写が含まれています。
ストレスを感じる方は視聴をお控えください。

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